Bonjour !

Noyです。

引き続きセルビアから報告です。

 

ケレビアにある教授の家から車を走らせるとすぐに国境へ至る道路にでます。

ここ3日ほど、ケレビア付近の車での移動がちょっと大変なのです。

そう、シリアからの難民問題です。

3日前でしょうか、

その日は、夕方、パトカーのサイレンが鳴り響いていました。

ハンガリーが国境の入り口をいくつか閉鎖したのです。

それによって、運送トラックが限られた入り口に集中してしまったのです。

トラックの検閲は厳しく、開かれたゲートであるすぐ近くの道路に長蛇のトラックの列ができています。

10キロにも及ぶ列で、それが3日間続いています。

2車線しかない道路なので、立ち往生しているトラックの列が1車線を牛耳り、

他の乗用車が残りの1車線をお互い譲り合いながら行き来するという具合です。

こんな状況なのに目にしたパトカーはたったの一台。

不思議なことに、

大多数のトラックの中に運転手の姿は見当たりません。

track01

 

今月末に私たちが演じるSuboticaの劇場では、

難民問題をテーマにした劇が現在上演されています。

Suboticaでは政治劇が盛んだそうです。

もともとの演劇の歴史をたどれば、

演劇の一つの社会的機能として頷けます。

 

教授も、また彼の友人たちも

難民問題が戦争へ発展しないか危惧しています。

歴史的事実として、イスラム圏の政治指導者の損失が

どういう結果を招いたかを見れば、

彼らの危惧を簡単には慰められない現実があります。

50代に当たる教授の世代の人たちは

20代で、ユーゴスラビア紛争を経験しています。

爆撃、避難、移民、を体験として知っています。

そこから来る不安は相当なものだと傍にいて実感しています。

 

今日はちょっと暗い話題でしたが、

セルビアからのレポートでした。

それでは!^^

cathedral

写真はNovi sadの大聖堂内部。

世界平和への祈りをこめて。

Related Post

2 Comments

  • 別役

    現地の住民の声としては、かなり不安が強いんだねぇ。

  • NOY

    そうなんですよ。国境閉鎖というのはかなり大きなことで、日本だとあまりピンと来ない感覚ですが、彼らは日常のようにハンガリーからセルビアに仕事や、通学で出入りしています。昨日稽古に来る予定だったミュージシャンの人は、ハンガリーからの移動で、近くのボーダーが閉鎖されてしまったので、大きなチェロを背負って、自転車で90KM走るはめになりました。経済へのダメージも相当だろうと思いますが、どうなってるんでしょうね。

コメントをどうぞ

Website Protected by Spam Master